アマチュア野球掲示板
無題 - 満を持して登場
2025/09/13 (Sat) 23:09:35
大浦 崇輔(明豊)投手 185・82 右・右 3年
事前に気になっていましたが、初めて見れましたので感想など。
ランナーなしでもセットから、膝を高く内に引き上げて、ショート方向を蹴って、上体が3塁側に傾いて、軸足のクッションを利用して、強烈にインステップして、サイドスローとスリークウォーターの中間くらいから投げ込んでくる。
左腕を下から上に使って、引き込みは早い。
捻転差は維持しようとしているものの、着地は早い。
テイクバック大きいので、着地が早いことも相まって上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきましたし、肘から先を立てて使えるタイプです。
フィニッシュでは、インステップによって腰が詰まって、首を振って、グラブを後ろに引くタイプです。
この腕の位置で投げるのであれば、グラブの抱え込みは必須です。
クイックはしてきます。
球種的には、MAX144㌔を計測したストレートと、120㌔台の縦スラと、110㌔台のカーブは確認。
いずれもまずまずの代物だったと思いますが、カーブの際にのみ腕の位置が上がっては球種がばれてしまいます。
コントロールも纏めてはきましたが、甘いのも散見されました。
と言う事で、確かに良いものは持っていましたので、大学で欠点を矯正していき、ストレートにももっと磨きをかけていければ化けれると思います。
4年後に期待したいものです。
西村 一毅(京都国際)投手 177・70 左・左 3年
昨年も感想を書きましたが、今回も見れましたので感想など。
ランナーなしでもセットから、膝を内に引き上げて上体も少し捻って、セカンド方向を蹴って、腰を落として、スリークウォーターよりも上から投げ込んでくる。
右腕を下から上に使うタイプですが、引き込みは抑えられています。
捻転差は維持しようとしているものの、着地は早い。
テイクバック大きいので、着地が早いことも相まって上体も必要以上に遅れて結果的に開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきます。
フィニッシュでは、首を振って、上体が3塁側に倒れて、グラブを後ろに引くタイプで、体勢を崩してしまうケースも見られました。
クイックはしてきます。
球種的には、MAX142㌔を計測したストレートと、110~120㌔台のスライダーと、110~120㌔台のチェンジアップと、90㌔台のカーブは確認。
ストレートは少し速くなったと思いますが、チェンジアップは良い時は独特な変化をして打てないですが、何の変哲もないボールになったりもしますので精度を上げたいものです。
コントロールも纏めてはきましたが、甘いのも散見されました。
と言う事で、期待した成長曲線には達していなかったのは遺憾ですが、良いものは持っていますので、大学で欠点を矯正していき、ストレートにももっと磨きをかけていければ騒がれるようになると思います。
4年後に期待したいものです。
繁永 晟(大阪桐蔭-中央大)セカンド 173・77 右・右 4年
昨年も感想を書きましたが、リーグ戦の模様と日米大学野球の模様から感想など。
軽く開いて、グリップを胸よりも上の高さにセットし、ヘッドを動かしながら、投手が腰を落とし始めた後から膝を引き上げて回しこんで踏み込むスタイル。
グリップを上げてから下げるヒッチ打者ですが、内への移動は許容範囲内です。
リーグ戦ではトップに入る際にグリップを急激に上げるのでタイミングが全て狂っていましたが、日米ではそのあたりは改善されていました。
日米ではインスラに詰まっていましたし、ストレートにも詰まっていましたが、3打席目には引っ張ってきました。
打ちに行く際に、腰の開くタイミングは早いものの、膝は開かず、踏み込んだ足での踏ん張りは足りないケースも見られました。
リーグ戦では外寄りのストレートは引っ張り込んで捉えてきます。
低目のスプリットには追い込まれると膝を使ってファールで粘っては来ます。
頭の高さは変わるので、ミスショットも出てしまいます。
振り切ってくるスイングは力感があります。
足は遅くないですが、盗塁が過去も最高で2個ですので、売りにできるほどではないです。
守備は守備範囲が滅茶苦茶広いタイプではないですが、堅実に捌いていました。
と言う事で、3年の春と秋には3割2分台の成績を残したものの、4年の春には1割台と不振でしたが、秋の内容によっては指名を検討する球団もあるかもしれません。
秋に期待したいものです。