無題 - 満を持して登場

2025/12/13 (Sat) 23:25:40

藤川　敦也（延岡学園）投手　１８４・９０　右・右　３年

昨年も感想を書きましたが、今回も見れましたので感想など。
ランナーなしでもセットから、膝を内に引き上げて溜めて、ショート方向を蹴って、軸足のクッションを利用して、インステップして、スリークウォーターよりも上から投げ込んでくる。
途中でプレートの真ん中を踏んだりもしてきます。
左腕を下から上に使って、引き込みはやや早い。
捻転差が解けるタイミングが早く、腰の横回転が強くなって、着地も早い。
テイクバック大きめなので、着地が早いことも相まって上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきます。
フィニッシュでは、インステップによって腰が詰まって、首を振って、グラブは後ろに流れて、体勢を崩してしまうケースも見られました。
牽制を入れて、クイックもしてきます。
球種的には、MAX１５１㌔を計測したストレート（本来１５３㌔）と、大小２種類の縦スラと、スプリットは確認。
ストレートはホップ成分が高くなり、縦スラもまずまずの代物だったと思います。
左右に関係なくインサイドを攻めれるようになったと思いますし、コントロールは悪くないです。
雨の中中断もあった中で試合を作っていましたし、精神的にも成長したようです。
という事で、去年よりもフォームがスムーズになったとは思いますし、力まずとも１５０㌔台を投げれるようになっていましたし、コントロールも纏めれるようになりましたので、欠点はまだあるものの伸びしろもありますので１位指名になったのでしょう。
折角指名されたのですから、死ぬ気で努力して活躍してほしいものです。

高木　快大（栄徳-中京大）投手　１８０・８０　右・右　４年

春の模様は見ていましたので最終感想など。
ランナーなしでもセットから、膝を内に引き上げて２段モーションから、上体も少し捻って、ショート方向を蹴って、軸足のクッションを利用して、オーバースローから投げ込んでくる。
左腕を下から上に使って、引き込みはやや早い。
捻転差は維持しようとしており、着地も遅らせようとしてくるものの、やや早い。
テイクバック大きくはないものの、肘が必要以上に背中側に入って、着地が早いことも相まって上体も必要以上に遅れて開いてしまうものの、肘は鋭角に使ってきます。
フィニッシュでは、首を振って、グラブを後ろに引くタイプです。
牽制を入れて、クイックもまずまずしてきます。
球種的には、MAX１４５㌔ちょっとくらいのストレート（本来１５３㌔）と、縦スラと、カットボールと、スプリットと、カーブは確認。
ストレートのベース板上での圧は上がったと思いますが、その分球質が以前と変わって空振りが取れなくなっていましたが（３年の１１月に肘のクリーニング手術を行った結果なのかも？）、ストレートも変化球も腕の振りが変わらないのは好感です。
コントロールも纏めてはきましたが、甘いのも散見されましたが、左右の打者に関係なくインサイドを攻めれるのは好感です。
早いイニングの段階で打球が足に当たったものの、首位攻防戦で延長１０回まで投げ切ったのはエースとしての矜持が伺えました。
という事で、春に右肩を痛めて秋には未登板に終わった現状から広島以外の球団が手を引いて７位と言う順位になりましたが、完治して今の球の圧は維持して球質も戻れば活躍は可能だと思います。
完治するのかどうかは分からないですが、折角指名されたのですから、死ぬ気で努力して活躍してほしいものです。